経理の仕訳は誰が決める?

Aプロジェクトの一旦終わったはずの基本設計が怪しい事になっている.
ユーザーの別部門からアレコレの話しがあり,機能の削除や追加がある事になった・・・というのは先日の話し.
今度は,事業計画部という部門から経理の仕訳について,現行システムの仕訳では問題があるので,新システムでは直してくださいとの依頼があった.
もっと極端に言えば,経理計上が正しくならないなら,新システムなんて作る意味ないよみたいな事を言われたらしい(爆)


言われ方は少々キツイですが,実際問題として 「○○損益計算システム」 とかって日本語名のついているシステムなので,そりゃー経理の仕訳に問題があったら意味ないだろう-----とは思う.
問題はその先.

わたし
誰が新しい(正しい)仕訳表を作ってくれるの?
塩田
さあ??
わたし
エンドユーザーにそれができる人はいないと思うんだけど,経理と打ち合わせして決めるの?
塩田
経理との打ち合わせは先週までで終わってて,もうないです.
わたし
じゃあ誰が??
塩田
うちでやるしかないんじゃないですか?
わたし
それおかしいから! 経理ってその会社の仕組みだから,うちが考えなくても,ちゃんと会社で決まりがあるはずだから. 余所様の経理についてうちが決めるのはおかしいから!
池田課長
でもね,ユーザーさんとしては,なんだからうちに案を出すとか,いろいろやって欲しいみたいで・・・
わたし
だから,それって完全に間違ってますから!! それは絶対にうちじゃなくて,ユーザーのしかるべき部門でやって貰って,うちは受領した資料通りにデータを作るだけです.
塩田
そうは言ってもねー? (課長を見る)
池田課長
だよね. うちがやらないと誰もやらない感じだったよね・・・・

ダメだ・・・
このふたりって,ある所だけよく似てるんだ.
ユーザーさんに対してはイエスマンだ・・・(爆)
何故おかしいって事に気づかない?
いや,おかしいとは思ってるんだ.
問題なのは,おかしいと思ってるけど,ユーザーさんが 「やって」 って言うから,自分達でやってあげようとしている事だ.


こんな時にはこれしかない----と言うか最近これが多くて,ちょっとなぁーと思ってるんだけど,今のポジジョンの私*1にはこれしかない.
「ぶちょぉ〜〜〜(泣)*2
上の話しを聞いた部長は,飛んじゃいました(^^ゞ
そりゃまー,ちょっとでも経理を囓ってる人間は驚くでしょうなぁー
「ダメだよそんなの! そんなのは向こうで決めがあるはずなんだから!」
えーえー,私はその通り言いましたよ. でも聞き入れてくれないんだもぉ〜ん(泣)-----って,何だか書いていて情けなくなるほど,今のプロジェクトでは権力ないよなぁ〜,あるのは発言権だけだよ,あたし(爆)-----
数人でやってる小さい会社で仕組みもまだちゃんと出来てないってならともかく,上場しようかどうしようかって規模の会社の経理がそんなにぞんざいな訳がない.
仕訳についてはきっちり決まりがあるはずだ.
実際に初期に作った時でも仕訳はあって,ユーザーさんが準備してくれたんだし・・・
この時は今の部長がまだ課長で一緒に仕事をしていたので,誰が仕訳表を作ってくれたのかとか,うちは受け取った仕訳に沿ってプログラムを組んだだけとかっていう状況は良く知っている.
そんな経緯もあるので,部長の方から相手方のシステム部門のトップに,計上に関しての状況を確認して貰う事になった.


いや〜,このプロジェクトに入ってから,結構驚く事は多いんだけど,今回には今までの所,一番驚いた事だ.
いや・・・・疲れた,疲れた(;´_`;)

*1:余所の課が主幹のプロジェクトに参加していて,自分はリーダーではないし,客先での打ち合わせにも参加していない.

*2:部長のあだ名は『ドラえもん』. 気分は「助けてぇ〜,ドラえもぉーん」 だった(笑)